参考対象

初心者向け0.1B-MAX0.1GTA0.1オープン0.1中級者以上

ドーモ

ミ=ナサン



今回はローラーの件の話があーだこーだと出てきたので

基礎知識含め
公式戦でのルール変更の件等を


いつも通り
間違っていたらスマソ・・・
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ジャンプメニュー

・ローラーとは
・基礎知識
・メインがプラかアルミか
・側面素材
・ボールベアリング
・装着に関する知識
・なんか最近変わったので

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ローラーとは

画像1


近年では主にフロントとリヤ(昔はフロントとサイドがテンプレだったりした)に付いている楕円形、又は円柱の形状をした
操作機能を持たないミニ四駆ではコーナーをスムーズに曲がったりする為のパーツで
実車におけるハンドルの代用と言っても過言ではありません

プラスチック(主にABS樹脂)、アルミがメインでボールベアリング入りのものがある

縦に付けてモヒカン対策、ルックス重視として重りの代わり等
意外な用途で使用されていることも

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基礎知識

ローラーってだけでも結構種類が多く、
色付きのものは装飾品としての用途もあり人気の高いものも


しかしザックリとまとめてしまうと

・メインがプラかアルミか
・側面素材
・ボールベアリング
・装着に関する知識


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メインがプラかアルミか

画像2


メインの素材とはローラーの大半を占める素材で
主に根本の固定制や柔軟、剛性に関わってきます
プラ製(主にABS樹脂)かアルミ製の2択くらいです


メイン素材の主なステータス
価格 硬さ 安定性 耐久性
プラ 安い 柔らかい 低い 低い
アルミ 高い 硬い 高い 高い

価格
そのままですが
ローラーとは一台のマシンに対して複数装着するものなので
予算との見合わせ結果として安い方を選択することもあると思います

硬さ
これもご理解頂けると思います
単純にプラとアルミの比較だとプラ性のが柔らかい
しかしこの後それによって生じるものが


安定性
ローラー単体における安定性とは役割をこなす為の精度
正しい円として回せるかどうかという事
特にプラ素材の場合、ビスで止めた根本のグラつきが生じる為

画像3


速度がそこまで出てないチューン系モーターを使用しているうちは大きく変わらない様に思えますが
高速化してくるとスラスト角の保持やグラつきによってローラーが壁を転がる際にウェーブ状態になってしまう為減速の要素となります(狙ってやるのもまた一考
「安定性が高い」とは遅くなる事ばかりではないんです


耐久性
シンプルに壊れやすいかどうか
しかし曲がったり割れたりした場合も安定性を損なう要因なので
減速したり、壊れたりするのが如何に早いか的な項目



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側面素材

主に直接コースの壁に当てる素材
メイン素材と統一しているのもあれば違うローラーも存在します

画像4



側面素材の主なステータス(新品無加工を前提)
コーナー速 衝撃吸収 スラスト角に対する安定性 縦滑り
ゴム
プラ
アルミ 中(実質、中の上くらい?


コーナー速
回転軸とは別に側面素材でマシンの速度が変わる
主にコーナーを抜ける際が多いことから基本コーナー速と呼ばれる

考え方としては主にコースへの摩擦量なのじゃないかなぁと


衝撃吸収
側面素材のみの衝撃吸収
ローラーとコース壁が弾かれコーナーでのマシンの挙動を落ち着かせる様にする
(恐らく安定性という言葉に含まれている
近年ではギミックによって受け流すことが多い為あまり気にしている方は少ないのではないでしょうか
リジット(固定バンパー)を組む時の参考になる程度かな


スラスト角に対する安定性
主にLCを抜ける等、スラスト角に対してマシンの挙動を抑える(揃える)要素の精度
プレイヤー用語でローラーにおける「食いつき」と呼ばれる(多分
摩耗によるエッジの発生による結果もある為
ステータスの表では前提条件として新品を想定しています

縦滑り
スラスト角の影響に対してコーナー速を変動させる要因
縦方向への滑りを活用するとスラスト角を活かしながら余分な押さえつけを逃がす事があります(多分

尚、バーニングチェンジャー等でコーナー速だけ上げれば良いレイアウトなら
素直にスラスト角下げた方が速い模様

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ボールベアリング

ミニ四駆パーツ単体ではカーボンプレート系の次に高い?ボールベアリング
アルミローラー系にはほぼ内蔵されている
ボールベアリング入りのローラーはプラ性と比べても
重量はその分重くなるものの、回転精度が良く、ローラー軸の抵抗が低い


ベアリングローラーの種類とステータス
 価格       重さ   コーナー速 
ベアリング系  安め  ローラー径による    遅め
アルミローラー系  高め      軽め   速め
2段系  高め      重い    速め



ベアリング系
画像5


少し大きめなベアリングそのものをローラーとして使用するもの
重量があり、側面が広くコーナー減速が狙える
利点が少し残念っぽく見えるが
他ベアリングローラー系に無いローラー径があり
ローラー以外の使用用途も


アルミローラー系
画像6


使用率の高いローラー
ボールベアリング520(以下、520)にアルミ製の外枠を付けた形で限定品を含む種類が豊富
また、摩耗などにより520が駄目になっても着脱可能な為
繰り返し使える利点があり、使用率の高いローラー


2段系
画像7


使用率が高いローラーでボールベアリング520を二個づつ挟む形で使用する
520の負荷が少ない形状で
520の持ちが良く、回転の抵抗も少ない
デメリットとしては重い

また、近年出た2段低摩擦プラローラー13㎜×13㎜も同じ形状の為
別売りの520 ↓ の装着が可能となっている


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装着に関する知識

基礎的な事ですが中々初心者の方や子供だと上手く出来ていないケースも
説明書に書いてあることも含めて解説してみます

プラローラー系の装着

画像8


基本的にはローラービスか真鍮スペーサーを使用してビスの内径差を埋めます
低摩擦プラローラーを使用しても必ず内径にグリスを塗る、又はオイルを指しましょう

また、プラローラーはグラつきが多い為ワッシャー(大ワッシャー)を添える形で止めます



2段系は内径がビスとの幅が少ない為そのまま、又は付属のプラスペーサーで内径差を埋めます
こちらもグリス、又はオイルを指す事を忘れずに


ベアリングローラー系

画像11


8㎜以上のベアリングローラーは
ベアリングローラースペーサー(大)を挟んで内径を固定します


アルミローラー系

画像12


ベアリングローラー系と同じく
ベアリングローラースペーサー(小)を挟んで内径を固定します

初心者ミスでよく見かけるのがスペーサー部分を表裏逆で装着しており
回りにくいどころかストップ状態になるケースに遭遇したことがあります。


2段アルミ系

画像13-1



外枠のローラーに支えとなる2段パイプを忘れずに挟みます
最後にベアリングローラースペーサー(小)を挟みます

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なんか最近変わったので

2022ジャパンカップより一部ルール変更がなされました
画像14


ザックリ言うとローラーの改造を規制するもの

それにより2段アルミ12‐13㎜等の側面素材をプラにする改造
通称マニローラーの使用が禁止されました

利点のいいとこ取りで速かったんだけどね・・・

また、プラローラーの内径を5㎜まで拡張し、520を埋める
内蔵ベアリングも使用禁止


お店や非公認の大会によっては1年くらい旧ルールのまま行う等の判断がちらほらと


追記:
色付き19mmオールアルミで公式戦出ましたが
側面中心が色落ちした摩耗ローラーが車検通りました
このことより

・側面の全面摩耗は怪しい
・ローラー径は計られそう

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とまぁこんなところですかね?

基本的な事+α(ぶっ飛んだ知識
程度のものですが

お役に立てば


では、オタッシャデー

画像:タミヤ公式HP
   




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