
ドーモ!ミ=ナサン!
やき=うデス!
今回は検証結果でもない、データも無い雑談
夏休みの自由研究以下の豆知識程度の気分で書くので
まぁ気楽に聞いてくださいな
ミニ四駆中級者以上の方ならまず持っているもの、ネオチャンプ(又は充電式である二次電池)
持たれている理由は大きく二つかと思います
・ミニ四駆やるのにアルカリより経済的
・アルカリより速い
以上の二点かと
アルカリ電池1本の電圧は1.5VDC、ミニ四駆はこれを直列で繋いでいるので純粋な足し算
3Vの電圧をエネルギーとして走行します
・ミニ四駆やるのにアルカリより経済的
説明不要かと思います
長くやっていたり、週に何回も走らせている人ならいちいちアルカリを買うより
確実に電気代払った方が安くなります
・アルカリより速い
一般的な知識を持たれる方は意外に思うかもしれませんが
単三電池、二次電池の説明書を見ると1.2Vとか書かれています
が、この数字は恐らく最低保証性能かと思います
メーカー的に大きい分は喜ばれるけど、少ないと文句言われるという事情上でしょう
とにかくリフレッシュ等の管理が出来ていれば1.6Vとかは出ます
そのうえ確実にアルカリより軽い(状態によって変動しますが約8,9gほど)
合計で3.1V電圧、その上軽いのだからアルカリよりも速いということをご理解頂いた上で
では、予備知識として電池のお話
正確な表現として、現在では電気を貯めておく技術は存在しません
はい?では電池は?
というと正確には
「中で二種類以上の物質を混ぜると、化学反応で電気が発生します」
大まかながら電池の仕組みはこうです
自称基盤オタの趣味程度の知識ですが
単三電池の場合、1.5Vを超える電圧を発生させると電気分解を起こしてしまう為に
1.5V以上を出すには直列で繋ぐ以上の方法が昔は無かったのです
昔はね
今では恐らく殆どの日本人は単電池を超える電圧を出す電池を持っており、
この記事を読んでる方の80%くらいの方の手の平の中にあります
リチウムイオン電池です
電圧は5.2V、確か3g程だったかと思います
吉野彰さんがノーベル賞受賞を機に調べてみたのですが構造自体が今までの電池とは異なった方法で電気を発生させていました
全部話すと長いので
リチウムイオン電池が今までの単電池と違い、高電圧で軽いまでご理解頂いて
さて本題
「タミヤ公式製品として、リチウムイオン電池を製品化出来るか!?」
結論から言うと
難しいでしょう
説明しますと
リチウムイオン電池って本来はかなり危ないんですよね
リチウムイオン電池自体は1980年代には設計図共に出来ていたそうですが
「当時は専門知識を持ってしても防具を身にまとってさえ危ない物」だったそうです
そもそも、電気とは電子という細かーい粒(素粒子)を動かすと
電気が発生します
エンジンを創造するとご理解頂けるかと思いますが
ガソリンが燃える爆風を走る力に変える仕組みと同じで、
電池は中の物質が混ざり、化学反応を起こし、電子を動かすことによって電気が走ります
つまり電池における発電とは爆発です
発電は爆発だぁ!
しかし一方で電気分解を起こしてしまう弱点があります
例えば 映画ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 でタケシが
「ん?水で電気分解・・・炎・・・爆発するぞー!」的なセリフがありました
水=H2O の H 水素 は爆発物です
そこを電気分解で水から別のものに変わって炎で着火されてしまったという事でしょう
この様な現象が起こる為、単三電池では1.5V以上の電圧を起こすと
正常に作動しなくなる危険性があるようです

Wikipedia、周期表より
高校生の時無理矢理覚えましたね・・・
こいつの使い方の一部ですが1~7とか書いてある上の方の表
ザックリ言うと左に行くほど爆発した時の火力が高く、上に行くほど爆発し易い
逆を言えばエネルギーを作りやすい
緑背景の元素が電気を通すので電池として使うには・・・
緑の中で最も左上に視線を移すと
3 Li リチウム
ということで採用されたようです
リチウムは
酸素に触れると勝手に燃えだして
水に入れると爆発する様で
エネルギーを生み出すには最高の通電物ということですね
元々リチウムイオン電池はあったけど最早爆弾だったものを
吉野彰さんは一般人が使っても安全にしたということだそうですね
仕組みとしてはリチウムをイオン化させてリチウムイオンになり、
リチウムを電極から電極に移動させることによって電子を動かす仕組みだそうです
充電するとリチウムイオンが元のリチウムに戻り、元に戻るという感じらしいです
(専門家ではないので細かなところは解りませんが)
また、スマートフォン等のリチウムイオン電池のパックですが
実は半分はあえて電気を抑える為の基盤なんですよね・・・
比較的に安全になり我々一般的な家電製品などに導入されるようになりましたが
それでも完璧なものではなく
一部設計の問題や作りの問題、個体差などでしばらくスマホが爆発してる時がありました
先日、充電式ヘアアイロンが煙出したとか・・・
ここからは推測ですが
タミヤ「えーと、つまり子供が遊ぶものに爆弾みたいなもん詰めろと?却下」
ということでしょうね
元々ミニ四駆は
RCカーが難しいが為に、子供向けに作ったこともあって「子供が雑に扱っても問題ない」というのは製品化における最低条件でもあるでしょう
私が知る限り3歳くらいの子が動くミニカー気分で遊んでいるのを見たことがあるので
この状態も視野に入れるとメーカーとしては責任問題も含め
ミニ四駆にリチウムイオン電池を導入に関して想像に難くないかと思います。
最後に
リチウムイオン電池は危ないから使うなとか言いたい訳ではなく
電池の仕組みとリチウムイオン電池の仕組みを理解しつつ、
正しく使い、無事故を目指しましょうという注意の促しと
調べると
電池育成の参考になるのではないかなぁと思いました
以上、推測を交えた超絶雑談と推測でした
間違ってたらごめんなさい。。。
オタッシャデー