参考対象

初心者向け0.1B-MAX0.1GTA0.1オープン0.1中級者以上

ドーモ!

ミ=ナサン



やき=うデス



ジャパンカップが始まります

ある大会で知り合った方曰く

「僕、公式戦やったことないんですよ」

「はぇ~、半分お祭りみたいなものなので楽しいですよ」

「でも、5レーンの経験もないんです・・・」



最近始めた方も増えてきたなぁとつくづく思い

雑談的に書きたいと思います

間違っていたらスマソ・・・(定例文
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メニュー

・5レーンとは
・3レーンより5レーンのが硬い
・ギャップの影響を受けやすい
・5レーンは速度が上がる
・とにかく長い
・3レーンに無いセクションがある
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5レーンとは

株式会社タミヤ主催大会等で使われる

5台同時走行のミニ四駆コース

2023JC



ミニ四駆を嗜んでいる方なら殆ど3レーンに慣れているかと思いますが

恐らく使用している素材から

カーブの角度が違い、スロープに複数種類が存在し、バンク角度が複数ある為

心構えとして「全く別物」というくらいの気持ちで良いと思います


つまり、普段練習している3レーンでの感覚や知識等が通用しないことがあります



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3レーンより5レーンのが硬い

とにかく硬い・・・

屋外での設置や滞在時間1、2日程でトラックに積んで全国を回る為

店舗設置よりも移動と設置の回数が多くなる事も想定してるのか耐久性が高い

硬い事によって競技に影響する点として下記の通りかと思います


・3レーンと違い着地による反動を受けにくい、反面として衝撃はモロ受ける

 3レーンの場合、柔らかい為にDBやスロープでの着地時にしなってくれます

 このしなりはマシンへの衝撃を和らげる約割りもありマシンが壊れにくくなってたりします

 まぁその反動もあって再度の跳ね上がり易くなります
 

衝撃イメージ図




 一方5レーンの場合は3レーンと違いしなりが無いので

 コースによる再度の跳ね上げは起こりにくいのですが

 その分衝撃をマシンが受ける事になります

 重いマシンだとシャフトが曲がる危険性が・・・


対策
・ギミック化等によって剛性、柔軟性を上げておく

 マシンが破損する場合は多くのケースでCOによるものが多い為

 ギミック化することでCO率を下げると破損率が低くなります

 またシャーシの脆い部分をプレートの端材等で補強しておくと吉


・壊れる前提で割り切る、いつでもスペアパーツを持参する

 形あるものは何時か崩れるとは言え5レーンは3レーンの比じゃないくらい壊れやすいので

 スペアパーツ等の準備もしておいた方が良いでしょう


・5レーン専用マシンを作る

 5レーンと3レーンでは有効な改造が違ってくる事も

 個体を分ける事で普段の3レーンに影響しないように立ち回る事も

 その逆も然り


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ギャップの影響を受けやすい
 
 これぞ5レーン特有の現象で「5レーンが牙を剥く!」というのに相応しい要素だと思います。

 今年の公式大会でちまちま聞くギャップというのは
 
 レーンの繋ぎ目に生じるズレの事です
 
ギャップ
ギャップの一例、コーナー中腹の壁外側がズレが生じている


 3レーンでもギャップは起こるのですが、爪でカチッと繋ぐサポートが付いている事と

 素材が柔らかい為にガムテープで修正出来る上にマシンでギャップを押し切ってしまうことが
 
 多いので問題にならず、3レーンばかり走らせている方から見ると

 ギャップと呼ばれるものを知らない、気にしたこともない方が多いと思います




 3レーンは繋げる感覚でコースを設置しますが5レーンの場合は基本置いてコースを設置します

 つまり5レーンには爪等連結する為のサポートが無いので

 設置の際にヒューマンエラー、設置精度のミスが起こったりします

 硬いが故にガムテープでの修復も出来ず、マシンが押し切ろうとすると

 バチンッと衝撃を受け反動で反対方向に飛ばされます

ギャップ1


 この反動がコースアウトの原因を招く事があります



 今年のグランプリとスプリングではラビットホールだ!下りだ!という件について少し

 アイガースロープは成人男性の腰の高さくらいまで上り下りも腰の高さから落ちる(1mくらい)
 
 これほどの高低差の場合、少し曲がったマシンが走行すると弾き飛ばされ
 
 となりのレーンに落ちるという現象が今年のミニ四駆グランプリで良く見られた現象でした

 会場毎に差は変わるのですが大体こんな感じになってたり・・・?
 
下りアイガー

※解り易さ重視の為あえて極端に書いております、実際はもっと微妙な差だったりします


SP2

 恥ずかしながら自身の走行時(東京2D SP)

 完走しましたが、良く入ったなぁ・・・

 とにかく復帰し易く、壁のギャップと床ギャップに対応しやすく、
 
 反発を最低限に抑えたつもりで作りましたが、リヤの精度とスラダン設定が甘かった様に思います

 

 しかしこの事態、タミヤさんも良しとしていない様子で

 修正用のチップを土台の下に敷くという試みが見られています。
 
 会場による床の歪み、5レーンという重いコースの設置という作業を考えると多少のズレは

 起こってしまうものなのかなぁと

 ギャップを含めてのミニ四駆かと思います

対策
・低速で走る
 
 基本的にマシンの作製精度のズレ、柔軟性の無さがギャップを受けて傾き等を起こす

 この影響は高速であるほど大きくなる事が多いので低速で完走を目指すのも作戦の内です

 まぁそれでも高速で入れる人が出てくるものですが


・ローラー径を大きくする
 
 これに関してはタミヤの攻略ガイド等で良く乗っている対策法ですが

 ローラー径が大きいと壁から車体への影響が少なくなります

 優勝者の中には13㎜とやや小さめの方が居ますがこれは他パーツが影響してると思います


・重くしてギミックでねじ込む

 良くある対策の一つで重さで真っすぐ落とし

 傾きをギミックでカバーするのは有効な手段です

 ただ緊急手段を常時使うようなものなのでエラーひとつでCOしたりと

 
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5レーンは速度が上がる

 私個人、慣れてきているつもりではいますが

 今でも5レーンには特別感がありまして

 走行音、カタカタと細かな衝撃を受ける音、3レーンでは味わえないもので

 「うぉぉぉぉ!5レーンだぁ!」と内心 盛り上がってたり

 心無しか、自分のマシンもいつもより速くなった気がする・・・






 本当に速くなっていたりします・・・




 一番の原因としてはです

 3レーンの床は、傷等はあれど基本的にツルツル、あるいはサラサラした床です

 5レーンってザラザラしてるんですよ・・・



 ゴルフや野球で言うとディンプルが深い

 このザラザラが原因でゴム製のタイヤが良く噛むんですね

 つまりグリップが上がる


 ブレーキもザラザラに噛んで効き易くなる・・・を通り越して剥がれる危険性まであります


 速くなって

 ブレーキが壊れやすく

 コースアウトし易い


 帰って遅くするのが難しいのが5レーンの難しさなのでは無いでしょうか

 2020年ジャパンカップ以後はハイパーダッシュ、マッハダッシュ等のダッシュ系の
 
 速いモーターの使用率が上がってきましたが

 2018、2019年頃はトルクチューンやライトダッシュ等比較的低速のモーターの使用が

 多かったと思います


対策
・グリップを落とす

 ローフリクションタイヤが人気であるのが殆どコレ

 平面で速度を出して坂道で減速させる狙いでCO対策をする方が多いと思います


・スピードチェッカーとトルクチェック
 
 スピードチェッカーで速度を計測するのは有効な手段ですが

 実走と差が出ることが多いので常にモーターのトルクチェックはしておきましょう

 どこかの強い人が負荷付きチェッカーを使っているとか(すっとぼけ

 
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とにかく長い

 上記のレイアウト「バニーホップアメイジングサーキット」では
 
 全長190m程あるそうです(5周完走)

 3レーンと比べてもとにかく長い

 まぁ3周するのと5周するのでは長いのは当たり前なんですけどね

 必ずしも当てはまる訳ではありませんが参考として比較対象を



 ジャパンカップジュニアサーキット
  
 約19.88m(3レーン)

 家電量販店の無料走行可等のショートサイズレイアウト

 約60m~約80m(3レーン)

 専門店やレジャーとしての有料走行等の大型サイズレイアウト

 約100m~約180m(3レーン)

※各3.4店舗で検証、Twitter等の画像からトラフィックエディターで作成し計測



 つまり電池の使用方法やモーターの選別によっては
 
 走行中に電圧が落ちて速度が落ちます


 俗に言われる「電池がタレる」というヤツ

 ブレーキセッティングによっては前提とした速度で入る様に作りますが

 過度な減速はマシンの挙動を乱し、コースアウトを招く要因にもなります


 タレない電池作り、モーターの管理も要求されます

 
対策
・パンチ電池を使わない

 普段3レーンでのTAや大会で使う電池とは別の電池を使ったり等

 特に短時間に高電圧を目的としたパンチ型電池を使用しない様にしましょう

 速度が出ないと思いきや前項で説明した通り5レーンは速度が出やすいので

 500mA充電に放電をかけるくらいなので

 そんなに電池から速度を出そうとしなくても良い場合が


・消費電力の小さいモーターを使う

 モーターの個体差としてRPMを測定し書いておく等している方は良く見られますが

 消費電力も管理しておくと良いでしょう

 勿論、金属ブラシ系のモーターは比較的消費電力も小さいので

 モーター種の選別から判断するのも手です

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3レーンに無いセクションがある

 アイガースロープ、スラッシュバンク、ムササビチェンジャー、メビウスチェンジャー
 
 上げればキリがないくらい5レーンのセクションには多くのセクションが登場しています

 長年ミニ四駆をやっている方でも予測不可能な新セクションが出るのも5レーンの魅力の一つ

 
 しかし「3レーンでの20度バンクが大丈夫=5レーンでの20度バンクが大丈夫」という考え方は

 大間違いで

 5レーンではストレート、カーブだけでも距離が変わってくるので同じ20度傾けても

 距離が違えばアーチが変わります


 極端に言えば「全てが違う」が半分くらい正解です

 当項では対策を書きにくいので

 えのもとサーキット、P!MODELLABO等の5レーン用専門チェッカーがせめてもの

 対策法らしい対策法

 残りは経験と情報を使って想像で補う他無さそうな気もします(模擬コースを使うのも手ですが

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今回はこんなところでしょうかね

結局のところ体験してくるのが一番ではあるものの

5レーンは全国でも有数の店舗でのみ置いてあるが故に

想像でしかないという面が大きくなり勝ちかなぁと


それではオタッシャデー



画像:
アプリ「超速グランプリ」(一部
TAMIYAINCオフィシャルHP
TAMIYAINCオフィシャルYouTubeチャンネル




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